去年(2012(H24))の12月、新宿で忘年会を行ったときにコーヒー器具専門店でたまたま見つけ、
「この大きさなら山で使える」と思い、思わずクレジットカードで買ってしまったYUKIWAのコーヒーポット、03031203、M3。
美しいポットだと思う。使おうと思いつつ、箱から出して眺めてはしまいの繰り返しで、なかなか使えなかった。
YUKIWAは日本が世界に誇る金属加工の産地、新潟県燕市にある三宝産業というメーカーの商標だ。
今回、初めてこのポットでドリップコーヒーを淹れてみた。
お湯は注ぎやすいか?
ハンドルの小さな二つの穴が、ハンドルが熱くなるのを防ぐらしいがどこまで本当か?
扱いやすい製品か? チェックしたかった。
このポット、ふたが本体から落ちないようになっているので、ふたを押さえる必要がない。
ハンドルの丸穴(赤丸部分)
アルコールストーブにのせ、沸騰するのをゆっくり待つ。
アルコールストーブのちょっと頼りない炎が逆にいいかんじだ。
表面は鏡面仕上げになっていて、山出のカメラと指が映っている。
右手で湯を注ぎながら左手で写真を撮っているので、ぶれてしまった。
ホーローのマグに多めにドリップし、ちっとも読み進んでいないソローの「森の生活」に目を通した。
ストーブから外すときに、ハンドルが熱くてさわれないということはなかった。ステンレスの肉厚によるものだと思う。
持っていても、ちょうどよい重さを感じ、ドリップのときに湯をポイントに確実に落とすことができる。
使いやすかった。
このポットは、まだ傷付けたくないので、モンベルのバッグ(プロテクションインナーバッグ M)に入れている。
何年も使える道具だと思う。当面は円海山専用として使いたい。
自分のゴミ(コーヒーフィルターとコーヒー殻)が出たので、ついでに紙ごみを拾いながら帰った。
この頃になるとあたりは既に暗くなっていた。