七峰縦走 1日完歩ならず

山出拾雄

2013年05月27日 12:29

ブログの更新ができず、時間ばかり過ぎてしまいました。

学生のころですが、ゼミの先生が口癖のように言ってました。
「書かないと書けない。」

今の自分はちょうどそんな状態です。
ブログの記事は書かないと書けない。
皆さんこんにちは、山出拾雄です。

1か月以上前の古いネタです。
4/21の日曜日、東武鉄道主催の第28回外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加しました。

天気予報では大会当日は雨天が分かっていましたが、この大会は運営面がしっかりしているので、
悪天候での山歩きの練習にはちょうどよいと思い、どんな天候でも参加しようと思っていました。

当日は予報通り朝から雨天でした。
受付を済ませ、いざスタートというところでトイレに行きたくなり、ローソンのトイレを借りましたが、
タイムロスが発生してしまいました。

小川町スタートのコースは今年が初めてで、第一チェックポイントの官の倉までは
人の流れに身を任せて歩きました。

スタート時のトイレロスタイムはありましたが、官の倉は前年よりも10分早い、07:35に通過。

和紙の里を目指して歩いていた途中、左足の踵に靴ずれが起きたようで踵が痛み出し、
そうこうしている内に右足の踵にも同時多発的に靴ずれが発生してしまいました。
今までになかったことですが、これも練習のうち、と考え、歩き続けました。
しかし、靴ずれによる痛みは止まず、和紙の里の手前で歩きの列から離れ、
靴を脱ぎバンドエイドで応急処置をしました。
和紙の里に到着したときには、両足ともに靴ずれがひどく、休みを取ったため、
官の倉での貯金、10分を使ってしまいました。

今回のコースでは、笠山CP(チェックポイント)手前から道は雪道になり、おまけにひどい
渋滞に見舞われ、かつ体調の方は同時多発的に発生した靴ずれに悩まされるという、三重苦に
苦しめられました。

笠山CP手前の渋滞で、「今年は時間制限にひっかかるな」と覚悟しました。実際、一昨年、
竹沢駅スタートでしたが一年で完歩したときは、笠山CPを10:45に通過し、これでギリギリの
ゴール(18:27)だったのに対し、今年の笠山CP通過は11:43と、既に約1時間の遅れです。
どう考えてみても、自分の体調からは一日完歩は無理だ、と考えました。

このあと道の状況はますますひどくなり、笠山峠を過ぎると、ドロドロの状態で、特に下りでは
滑らないよう緊張しました。


同平山CPの手前は雪原状態で、他の参加者も「これ雪山じゃね?」とか、「アイゼンほしい!」とか
言いながら、苦労しながらの歩きでした。単独行だったらビビって前に進めなかったと思います。




その後も泥沼状態の山中を、ころばないよう、ころばないよう、慎重に歩きましたが、
七峰だからこそ歩こうという気持ちになれたところはあると思います。言い換えると、
通常の山行では、とっくの昔に歩きを止めていました。七峰縦走は山出にとって、
広大な場所で行われる、安全が確保されたフィールドトレーニング、フィールドテストの
場です。

14:42、定峰峠到着。
一昨年の完歩データでは、この先の旧定峰峠までは約35分掛かっています。
それに対して旧定峰峠の通過制限時間は15:00、どう考えても無理です。
歩き続ける参加者もいましたが、ここは主催者に迷惑を掛けてはいけないと
判断し、下山することに決めました。




下山地点で「白石車庫バス停 24Km」のスタンプを押され、今年の七峰は
終わりました。

下山地点には水道があり、皆、ドロドロの靴を洗わせてもらっていました。
こういう配慮も七峰ならではだなぁと思った次第です。

靴洗いの順番待ち



もちろん山出も水道を使わせてもらいましたが、この時、持参のブラシが
役に立ちました。小さなブラシですが、リュックに1ケ入れておくと便利です。
これ、オススメします。(他の人は、備え付けの雑巾で靴を洗っていました。)




洗う前と




洗った後です。(赤いスパッツは外しています。)



帰宅後、靴ずれ対策をネットで調べたところ、靴ずれができる場所に予めテーピング用の
テープを貼っておけば、ソックスが皮膚に接触し、擦れることを避けることができると
載っていて、いまさらですが、なるほどと思った次第です。今後の山歩きにも関係してくる
ので、早速テープを一巻き買い求めました。
来年は完歩帽を目指して参加します。

では 

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