滋賀の小学生、無事下山に思う。

山出拾雄

2013年06月03日 12:38

滋賀県の小学6年生2人が、学校登山で道に迷いながらも
無事下山したニュースを聞き、いろいろと思うことがありました。
みなさん、こんにちは山出拾雄です。

先ずは、2人が無事に下山できたことが大変よかったです。

以下はネットの記事の寄せ集めですが、2人は山中で次のような行動を取ったようです。

・リュックに入れていたおにぎりやチョコレートを食べてしのいだ。
・長袖ジャージーの上下を着用し、持っていた雨がっぱやレジャーシートで体温の低下を防いだ。
・「途中で滝があったので、下りるのをあきらめてレジャーシートを敷いて休んだ。
・28日朝になって、男児が「やっぱり上に登ろう」と提案し、斜面を登った。
・視界が開け、遠くに管理事務所を発見。自力で登山口まで歩いた。

2人の取った行動で良かったのは、
食料があり、それを食べて空腹をしのいだこと、
体温、体力の温存を図ったこと、
そして最もほめたいことは、

・上に登ろうと判断した

ことです。

山で道に迷ったときは上に登ることが鉄則です。
上に登ろうと判断していなければ、違う結果になった可能性もあると思われます。

もちろん、彼らの行動の中にはやってはいけないこともありました。

同じく寄せ集めですが、
・列の最後尾を歩いていたが、同日昼前頃、山頂までの中間地点にあたる寒風峠を
 約100メートル過ぎた付近で4人で登山道をそれた。
・不明の2人は「近道だ」などと言ってそのまま先へ進んでいったらしい。
・「途中で道が違うと感じたが、沢伝いに行けば琵琶湖に出られると思った」

「近道だ」と判断し登山道をそれた時点で、登山ルートを家人に告げずに
山に出かけたのと同じです。
さらに「沢伝いに行けば琵琶湖に出られる」と思い込んでしまったため、
その結果、道迷い遭難を引き起こしています。

今回に限らず、思い込みは道に迷う大きな要因です。
今回の遭難を今後の自分の登山に生かしたいと思います。

では。

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