白馬岳 土砂崩落 2人不明(死亡)

山出拾雄

2008年08月21日 06:17

昼間はまだ蝉が鳴いていますが
夜になるとコオロギが鳴き出しました。
みなさん こんにちは。

長野県の白馬(シロウマ)岳(2932m)の
大雪渓上部で8月19日の午前11時ごろ
大きな土砂崩落があり、2人が不明という
新聞記事がありました。
(その後の記事で、お二人の死亡が確認されました。)
(亡くなられたお二人には謹んでお悔やみ申し上げます。)

「長野地方気象台はこの日早朝から、県北部に
大雨雷洪水注意報を出していた(読売新聞online)」
そうです。

読売新聞onlineはこちら
  ↓
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080819-OYT8T00789.htm

読売新聞によれば
「幅30m、長さ70m、厚さ2mにわたって
土砂が崩れた」そうです。

幅30m、厚さ(高さ)2mですよ。
どうやって逃げろというのでしょう?
自分が登山中にそれだけの量の土砂が
自分を襲ってきたら、逃げようがないと思いました。
正直、恐ろしいです。

吹雪や風の強いときには木や岩があれば、その蔭で
風がおさまるまで待つという手もありますが、
土砂崩れでは、木であっても、なぎ倒される場合も
あるわけで、そんな時は本当にふせぎようがありません。

出発前夜または出発前の天気予報を聞き、
警報はもちろん、注意報レベルであっても、
出ていれば登山は取りやめるしかないのかなぁと
思いました。

それから、せめてもの備えとして、
やはり山岳保険には入っておかないといけないとも
感じました。
実は、小生、山岳保険にはまだ入っておりません。

山で遭難し、ヘリで捜索すると100万円単位で
捜索費用が発生する場合があるそうです。
捜索期間が長引けば長引くほど、当然その費用は
増加します。残された人たちで捜索できるものでもなく、
当然、警察や地元の方々にお願いせざるを得ないわけです。

サイトで調べたら、保険請求には、事前に登山計画書を
残しておくことが必要とありました。
登山計画書がないと自殺と見なされるそうです。
初めて知りました。
確かに、死地を求めて山に入る人が登山計画書を
残すはずもありませんが、遺族にとっては
やり切れませんね。

やはり登山には登山計画書が必要なのです。

関連記事