クリーンハイク No.13 畦ケ丸

山出拾雄

2008年10月18日 12:39






















山の木々の葉も紅や黄色に色が変わり始めています。
みなさん、こんにちは。10月12日(日)、3連休の中日、
久しぶりに山に行ってきました。今回の山行は神奈川県
足柄上郡山北町の畦ケ丸(アゼガマル、1,293m)です。

前回、5月5日の山行(杓子山)から5ケ月も山無し状態で
禁断症状が表れてきたため、またタウチェのデイパックも
実際の山行で使ってみたかったこともあり、山の神の
了解も取り、山歩きしてきました。

昔々、松尾芭蕉が「奥の細道」で、旅に出る際に
「予も、いづれの年よりか、片雲の風に誘われて漂泊の思いやまず」とか
「白川の関越えんと、そぞろ神のものにつきて心を狂わせ、
 道祖神の招きにあひて取るもの手につかず」等々
書いていますが、最近、山に出かける時、
まさにそのような心境になります。

<山の名前について>
畦ケ丸・・・アゼガマルと読みます。変な名前ですね。
三省堂コンサイス日本山名辞典によれば、山頂にアゼビ(地元では
アセビのことをアゼビと呼ぶ)が多いことによるといわれている
そうです。また、丸というのは朝鮮半島系の言葉で山を意味する
らしいです。アセビが沢山ある山という意味でアゼガマルと
呼んだそうです。

小田急線新松田駅から富士急バスに1時間10分ほど乗り、
終点の西丹沢自然教室で下車。バスを下車すると自然教室の
係員が「登山の方は登山届けを出して下さい。」と案内して
いました。バスを下車した直後に案内しないと届けを出さずに
入山してしまう登山者もいるでしょう。山の遭難を減らしたいという
係員の気持ちが伝わってきました。

登山届けはもしも山中で道に迷ったり
その他遭難した時に、山を熟知した捜索隊が
登山者を捜索する際の重要な資料です。 
皆さん、登山届けは必ず提出しましょう。


西丹沢は水が豊富なエリアです。登山道は
沢に沿って登りますが、地図に滝のマークが
あったので、ちょっと寄り道して、滝見物しました。








畦ケ丸は懐の深い山です。
歩いても歩いてもなかなか山頂が姿を現しません。
ようやく木々の間から山頂を望むことができました。








山頂は木に囲まれており、展望はよくありません。
玄人好みの山と言えそうです。山頂には5組ぐらいのパーティーが
いましたが、山頂でゆっくりすることもなく、
単なる通過点のように通り過ぎて行くパーティーも
ありました。下山後のバス時刻のためかも
しれません。

チューハイで乾杯しているパーティーもありました。、
個人的には、アルコールは下山後に飲むべきと
思います。山の事故は圧倒的に下山途中で発生して
います。下山では急な下りもあり、飲酒すると
転倒等の原因になる場合もあります。

今回、タウチェのデイパックを使用しましたが、
20Lの容量では、コーヒー道具や、着替え等を入ると、
かなりパンパンという感じです。日帰りであっても30L
程度はほしいかなと思いました。







新旧のタウチェ


小生は単独行で、明日も休みのため、
山頂でゆっくりし、コーヒータイムを楽しみました。
今回はエスプレッソ、豆はインドプランテーションです。
やっぱり山で飲むコーヒーはうまいです。
No coffee ? , No moutain ! (コーヒーのない山なんて!)と
いう感じです。

マイコーヒーセット(エスプレッソバージョン)です。
エバニューのアルコールストーブと十字の五徳の
組み合わせで、水筒以外全てを、グレゴリーの
ポーチに収めています。このポーチ、旧タグ復刻、
カラーも復刻版のみの販売ということで、
つい勢いで買ってしまったものです。
期間限定、数量限定、限定復刻 etc...
「限定」攻撃に弱いksです。








S管が2ケありますが、このエバニューの五徳、
ストーブとのクリアランスが狭く、消火の時に
五徳の片側だけを持ち上げると、ストーブ本体が
五徳から離れず、危険です。
(他のユーザーの方、こうなりませんか?自分のだけかな?)
ぜひ他のユーザーのインプレをお聞きしたいです。








五徳の両側の穴にS菅を引っ掛け、左右に引っ張りながら
まっすぐ上に上げる必要があります。自宅近くの円海山で事前テストしておいて
正解でした。
(上の写真と下の写真は円海山でのテストの模様です。)








無事下山。なかなか歩き甲斐のある山道でした。
ビニール袋が二つありますが、プラスチックごみと
一般ごみを分別収集しています。








新松田駅行きのバスが1時間半以上も来ないことがわかり、
仕方なく歩き。山行前チェックで温泉(中川温泉)があることが
分かっていたので、一風呂あびて、ビールでも飲んで
バスを待つことにしました。
町営温泉の、ぶなの湯に到着。入浴料¥700.-ナリ。
大浴場のジェットバスで背中をマッサージ。極楽でした。
日本手拭いが活躍しました。山歩きにあると便利です。
(尚、大浴場は土曜は女性、日曜は殿方と交代になっています。)








帰宅してから、今日の山の水でつくったウィスキーの水割りと、
地図を見ながら山行を振り返る時がまた格別でした。登山者の
ささやかな贅沢と思っています。 おわり。

使用地図 : 国土地理院 1/25000 中川、 昭文社 山と高原地図28 「丹沢」

【マップトラックバックへのリンク】
下のURLをクリックするとナチュラムのマップ画面に飛びます。
マップ画面の右側のリストから「クリーンハイク No.13 畦ケ丸」をクリックして下さい。
畦ケ丸の場所をピンポイントで示します。左側の縮尺調整用のバーで、縮尺を調整して
ご覧下さい。
 ↓
http://blog.naturum.ne.jp/index_map.php?x=139.766972064972&y=35.6811259942652&z=5&blog_id= 

関連記事