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2007年10月23日

毒キノコにご用心

皆さん、こんにちは。

先週、山梨県で、他人から譲り受けたキノコを調理して食べた夫婦と夫の母親の3人が
体調をくずし、入院するという事件がありました。山梨県の職員が被害者にキノコの写真を
見せたところ、ドクツルタケに似ているという内容でした。
このニュースを聞いた時に先ず思ったのは、「ドクツルなんか食べてよく死ななかったなー」
ということです。

ドクツルタケは小生が山歩する円海山で、よく見かけるキノコです。
初めてこのキノコを見た時は、貴婦人を思わせる真っ白で清楚な姿に
「世の中にこんなに奇麗なキノコがあったんだ」と驚きましたが、
ネットで調べてみると、猛毒をもっていることを知り、2度びっくりしたことを
覚えています。子供(まだ小さかった)に話したら、それ以来ドクツルには
近寄らなくなりました。

グーグルで「ドクツルタケ」を検索すると多くのサイトがヒットします。中でも
高橋 博さんという方のサイト、「きのこ屋」にドクツルタケの迫力ある画像が載っています。
いくつかのサイトにアクセスしてみましたが、高橋さんのサイトの写真は、ドクツルタケに
限らず、どの写真もそれぞれのきのこの特徴をよく表現していると思いました。


高橋 博さんの「きのこ屋」はこちら
  ↓
http://kinoko-ya.sakura.ne.jp/00jap/dokutsurutake.htm

また、滋賀大学教育学部の「毒きのこデータベース」には、

細胞を破壊し,肝臓,腎臓に障害を与え死をもたらすもので,
発症までに6時間以上,通常10時間かかるのが特徴である。」とあります。

「6時間以上かかる」ということは、少しばかり毒味して変な味がしなかったから
といって食べてしまうと、約半日後に死亡を含む重大事故に襲われる危険性が
あるというわけです。

「細胞を破壊」とか、「肝臓、腎臓に影響を与え」なんていう記述を読むと
まるで生物兵器のようです。


滋賀大学教育学部の「毒きのこデータベース」はこちら
 ↓
http://www.edu.shiga-u.ac.jp/db/kinoko/kinoko-a.htm



これからはきのこがおいしい季節ですが、知らないきのこには
絶対に手を出さないことですね。ご用心、ご用心。  


Posted by 山出拾雄 at 00:27Comments(7)