2020年05月05日
男体山での遭難事故に思う。
山の遭難についての残念なニュースを聞いてしまいました。
皆さん、こんにちは、山出拾雄です。
神奈川県川崎市の団体男性職員が栃木県日光市の男体山で遭難し、
5/2にヘリで救助されたというニュースです。
男性は「下山途中に道に迷い、知人女性を通じて救助を求めた。
足を滑らせて靴が脱げ、靴がないまま1時間ほど残雪の中をさまよい歩いたため、
両足に軽い凍傷を負った」そうです。
https://www.asahi.com/articles/ASN5323PNN52UUHB00K.html
ネットでは「氏名を公表しろ」等の書き込みが相次いでいるようですが、
この遭難で山出的に引っ掛かったのは、「足を滑らせて靴が脱げ」という箇所です。
これ、山出的にはほぼあり得ません。
おそらくこの男性の靴はローカットタイプで、下山時の靴ひもの結びもゆるかったのではないか、と推測します。
ある程度の高度や難度の山ではくるぶしが隠れるハイカットタイプの登山靴が必要です。
山頂から下山する前に、ベンチなどに座った状態で靴紐を緩め、つま先を立てて自分のかかとが
靴のかかとに接することを確認したうえで、登山靴のひもをしっかり締めていけば、
「足を滑らせた」程度で、靴が脱げることはまずありません。
自分のかかとが靴の内部のかかとに付いた状態でひもを締めれば、つま先には空間が生まれ、
つま先が靴のつま先内側にぶつかることを防げます。
登山靴を購入するときは、かかとに指一本入ることが鉄則です。この「指一本」の空間が
下山時のつま先の余裕につながります。
何年も前の経験ですが、北岳からの下りをローカットの靴で下山し、つま先が靴の中で突く痛みを、
身をもって知りました。 とても辛い下りでした。
今回の遭難も下山途中で発生しているようですが、登山では上りよりも下りのほうが、
事故の発生する可能性が高く、下山を開始する前に地図でどの程度等高線が狭いのか(下りが急なのか)を
確認し、これから歩くコースをイメージすることが重要です。もっとも、計画の段階で全コースに渡って、
地図の等高線、その他の状態を地図上でチェックしておくのは、事故防止上、遭難防止上、
重要な事前準備であると考えます。
つまるところ、この男性職員氏は山をなめていたと言わざるを得ません。
他山の石にしたいと思います。
では
皆さん、こんにちは、山出拾雄です。
神奈川県川崎市の団体男性職員が栃木県日光市の男体山で遭難し、
5/2にヘリで救助されたというニュースです。
男性は「下山途中に道に迷い、知人女性を通じて救助を求めた。
足を滑らせて靴が脱げ、靴がないまま1時間ほど残雪の中をさまよい歩いたため、
両足に軽い凍傷を負った」そうです。
https://www.asahi.com/articles/ASN5323PNN52UUHB00K.html
ネットでは「氏名を公表しろ」等の書き込みが相次いでいるようですが、
この遭難で山出的に引っ掛かったのは、「足を滑らせて靴が脱げ」という箇所です。
これ、山出的にはほぼあり得ません。
おそらくこの男性の靴はローカットタイプで、下山時の靴ひもの結びもゆるかったのではないか、と推測します。
ある程度の高度や難度の山ではくるぶしが隠れるハイカットタイプの登山靴が必要です。
山頂から下山する前に、ベンチなどに座った状態で靴紐を緩め、つま先を立てて自分のかかとが
靴のかかとに接することを確認したうえで、登山靴のひもをしっかり締めていけば、
「足を滑らせた」程度で、靴が脱げることはまずありません。
自分のかかとが靴の内部のかかとに付いた状態でひもを締めれば、つま先には空間が生まれ、
つま先が靴のつま先内側にぶつかることを防げます。
登山靴を購入するときは、かかとに指一本入ることが鉄則です。この「指一本」の空間が
下山時のつま先の余裕につながります。
何年も前の経験ですが、北岳からの下りをローカットの靴で下山し、つま先が靴の中で突く痛みを、
身をもって知りました。 とても辛い下りでした。
今回の遭難も下山途中で発生しているようですが、登山では上りよりも下りのほうが、
事故の発生する可能性が高く、下山を開始する前に地図でどの程度等高線が狭いのか(下りが急なのか)を
確認し、これから歩くコースをイメージすることが重要です。もっとも、計画の段階で全コースに渡って、
地図の等高線、その他の状態を地図上でチェックしておくのは、事故防止上、遭難防止上、
重要な事前準備であると考えます。
つまるところ、この男性職員氏は山をなめていたと言わざるを得ません。
他山の石にしたいと思います。
では

2014年10月05日
御嶽山噴火
御嶽山の噴火は火山災害の恐ろしさを改めて知らしめました。
今回の災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
また捜索活動に従事されている方々に本当に感謝致します。
山出拾雄です。
今回の災害で山出が特に恐ろしいと思ったのは噴石です。
上の写真は2014年(平成26年)10月1日付け、読売新聞朝刊1面ですが、
火山灰の他に、このように無数の石が上空から降ってくる状況では
逃げようがありません。
生存された方々のお話を聞くと、
・岩陰や小屋の陰に回り、頭部を保護すること
・呼吸ができる空間を確保すること
が、重要であることが分かります。
また、今回の噴石のスピードは時速200~300kmとネットに載っていました。
まさに新幹線並みのスピードです。
これまで山関係の雑誌で「山の危機管理」といった内容の記事が何回も掲載されましtが、山出が
知る限りですが、噴石が発生したときの対応について、今まで雑誌に取り上げられたことはないように
思われます。これからは噴石への対応が必要になると感じました。
このような写真を見ると胸が痛みます。
↓
http://i.imgur.com/XAQpTGX.jpg
どれほど恐ろしかったことでしょうか。
行方不明の方々が一日も早くご家族の元に戻られることを節に願います。
改めてこの噴火で犠牲になってしまった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
2014年05月09日
積極的ビバークにトライしてみました。

皆さん、ツェルト(簡易テント)をお持ちですか?
山に行くときにツェルトを持参していますか?山出拾雄です。
遭難による死亡事故が発生したときに、
「ツェルト1枚あれば、助かったかもしれない...」という記事を
何回か読んだことがあります。
日帰り山行でも緊急時に備えてツェルトは必要で、山出は必ず持参する
ようにしていますが、実際に山で使ったことは今まで一度もありません。
(もちろん使わないに越したことはないのですが)
しかし山道具は一度使っておかないと、いざ山中で使うときに、
使い勝手が分からず、まごまごすることもあります。
特にツェルトはそのような山道具だと言われています。
「一度はツェルトを使っておかないといけない」と思いながら、
なかなか実行できませんでした。
昨年の秋頃から、春が来て暖かくなったら山で一度寝てみよう、と
思っていました。で、今年のゴールデンウィーク4連休、天気予報を
にらみながら、5/3~5/4にかけて、積極的ビバークにトライしました。
積極的ビバークにトライした理由は上記の他に、かつて上高地ビジターセンターで
目にした田部重治(タナベジュウジ)の
「山に登るということは、絶対に山に寝ることでなければならない。」(山と渓谷)
という言葉が強く心に残っていることもあります。
これまで山出は山小屋泊まりの経験しかなく、結局それは自宅の延長なのでは
ないかと思っている(いた)のです。
5/3. 17:00頃に自宅をスタートし、途中で食料を調達し、約1時間後、
ビバークポイントに到着しました。
5月ですが既に蚊がいて、それも多くてまいりました。
ツェルトはかぶってそのまま寝るという使い方もありますが、
どうせトライするならステッキを立て、細いロープを張り、
テント風にしてみようと思っていました。
中はピクニックシートと、その上にサーマレストを敷きました。
実際にやってみると、
1.ツェルトの両端はバインダークリップor洗濯ばさみなどでロープに
留めなければならない。そうでないと片側にずれてしまう。
2.設置場所がやや傾斜しており、思ったよりもサーマレストは
ピクニックシートの上を滑ってしまった。
3.ビバークした夜は強風で、ペラペラのツェルトは風に押され変形し、
その結果ツェルトが顔に当たり、寝にくかった。
顔の部分は確保する空間がほしい。
等々の反省点が見えてきました。
また、2:00AMとか3AMの時間帯は空が見えれば思っていたよりも明るく、
真っ暗というわけではありませんでした。実際にビバークするときも
空が見える場所が好ましいと思われます。
ウグイスの声で目が覚めました。
初めての朝~♪♪
自分が寝ていた周りと帰り道のゴミを拾いながら帰宅しました。
では。


2013年06月03日
滋賀の小学生、無事下山に思う。
滋賀県の小学6年生2人が、学校登山で道に迷いながらも
無事下山したニュースを聞き、いろいろと思うことがありました。
みなさん、こんにちは山出拾雄です。
先ずは、2人が無事に下山できたことが大変よかったです。
以下はネットの記事の寄せ集めですが、2人は山中で次のような行動を取ったようです。
・リュックに入れていたおにぎりやチョコレートを食べてしのいだ。
・長袖ジャージーの上下を着用し、持っていた雨がっぱやレジャーシートで体温の低下を防いだ。
・「途中で滝があったので、下りるのをあきらめてレジャーシートを敷いて休んだ。
・28日朝になって、男児が「やっぱり上に登ろう」と提案し、斜面を登った。
・視界が開け、遠くに管理事務所を発見。自力で登山口まで歩いた。
2人の取った行動で良かったのは、
食料があり、それを食べて空腹をしのいだこと、
体温、体力の温存を図ったこと、
そして最もほめたいことは、
・上に登ろうと判断した
ことです。
山で道に迷ったときは上に登ることが鉄則です。
上に登ろうと判断していなければ、違う結果になった可能性もあると思われます。
もちろん、彼らの行動の中にはやってはいけないこともありました。
同じく寄せ集めですが、
・列の最後尾を歩いていたが、同日昼前頃、山頂までの中間地点にあたる寒風峠を
約100メートル過ぎた付近で4人で登山道をそれた。
・不明の2人は「近道だ」などと言ってそのまま先へ進んでいったらしい。
・「途中で道が違うと感じたが、沢伝いに行けば琵琶湖に出られると思った」
「近道だ」と判断し登山道をそれた時点で、登山ルートを家人に告げずに
山に出かけたのと同じです。
さらに「沢伝いに行けば琵琶湖に出られる」と思い込んでしまったため、
その結果、道迷い遭難を引き起こしています。
今回に限らず、思い込みは道に迷う大きな要因です。
今回の遭難を今後の自分の登山に生かしたいと思います。
では。
無事下山したニュースを聞き、いろいろと思うことがありました。
みなさん、こんにちは山出拾雄です。
先ずは、2人が無事に下山できたことが大変よかったです。
以下はネットの記事の寄せ集めですが、2人は山中で次のような行動を取ったようです。
・リュックに入れていたおにぎりやチョコレートを食べてしのいだ。
・長袖ジャージーの上下を着用し、持っていた雨がっぱやレジャーシートで体温の低下を防いだ。
・「途中で滝があったので、下りるのをあきらめてレジャーシートを敷いて休んだ。
・28日朝になって、男児が「やっぱり上に登ろう」と提案し、斜面を登った。
・視界が開け、遠くに管理事務所を発見。自力で登山口まで歩いた。
2人の取った行動で良かったのは、
食料があり、それを食べて空腹をしのいだこと、
体温、体力の温存を図ったこと、
そして最もほめたいことは、
・上に登ろうと判断した
ことです。
山で道に迷ったときは上に登ることが鉄則です。
上に登ろうと判断していなければ、違う結果になった可能性もあると思われます。
もちろん、彼らの行動の中にはやってはいけないこともありました。
同じく寄せ集めですが、
・列の最後尾を歩いていたが、同日昼前頃、山頂までの中間地点にあたる寒風峠を
約100メートル過ぎた付近で4人で登山道をそれた。
・不明の2人は「近道だ」などと言ってそのまま先へ進んでいったらしい。
・「途中で道が違うと感じたが、沢伝いに行けば琵琶湖に出られると思った」
「近道だ」と判断し登山道をそれた時点で、登山ルートを家人に告げずに
山に出かけたのと同じです。
さらに「沢伝いに行けば琵琶湖に出られる」と思い込んでしまったため、
その結果、道迷い遭難を引き起こしています。
今回に限らず、思い込みは道に迷う大きな要因です。
今回の遭難を今後の自分の登山に生かしたいと思います。
では。


2011年05月03日
白馬岳の雪崩事故に思う
少し前のニュースで恐縮ですが、
北アルプスの白馬岳の大雪渓で2011/04/29に雪崩が発生し、
登山者が亡くなる悲しい事故が発生しました。
皆さんこんにちは、山出拾雄です。
白馬岳の大雪渓での事故については自分も以前(2008/08/21)、
このブログで土砂崩れの事故を取り上げたことがあるので、
「また白馬の大雪渓か」という思いを強くしました。
(「白馬岳」のタグをクリックして頂くと検索します。)
よく温故知新と言いますが、登山にも当てはまるのでは
ないでしょうか。今回の事故で、山に入るときにはその山で過去に
どのような事故が発生しているかネットなどで調べておく必要が
あるんじゃないか、ということを思いました。
そのような知識があれば、少なくとも事前にこころの準備ができると
思うのです。
ツアー登山であれば、主催者は「過去の事故」として参加者に
通知しておく必要があるんじゃないかと思います。
ツアー会社は「パンフレットに過去の事故なんか載せると
客が集まらない。」と言うでしょう。しかし登山自体、
危険を含んだ環境の中に生身のからだを置くことです。
事故が発生してから、「このような事故は想定外でした。」と
言う前に、リスクとして「過去には~のような事故が発生しています。
事前の策として~し、万が一同様の事故が発生した場合は~します。」と
いう、それこそガイドラインを事前提示すべきと思います。
北アルプスの白馬岳の大雪渓で2011/04/29に雪崩が発生し、
登山者が亡くなる悲しい事故が発生しました。
皆さんこんにちは、山出拾雄です。
白馬岳の大雪渓での事故については自分も以前(2008/08/21)、
このブログで土砂崩れの事故を取り上げたことがあるので、
「また白馬の大雪渓か」という思いを強くしました。
(「白馬岳」のタグをクリックして頂くと検索します。)
よく温故知新と言いますが、登山にも当てはまるのでは
ないでしょうか。今回の事故で、山に入るときにはその山で過去に
どのような事故が発生しているかネットなどで調べておく必要が
あるんじゃないか、ということを思いました。
そのような知識があれば、少なくとも事前にこころの準備ができると
思うのです。
ツアー登山であれば、主催者は「過去の事故」として参加者に
通知しておく必要があるんじゃないかと思います。
ツアー会社は「パンフレットに過去の事故なんか載せると
客が集まらない。」と言うでしょう。しかし登山自体、
危険を含んだ環境の中に生身のからだを置くことです。
事故が発生してから、「このような事故は想定外でした。」と
言う前に、リスクとして「過去には~のような事故が発生しています。
事前の策として~し、万が一同様の事故が発生した場合は~します。」と
いう、それこそガイドラインを事前提示すべきと思います。
2011年03月21日
東北関東大震災
東北関東大震災でお亡くなりになった多くの方々に
深く哀悼の意を表します。
また、今回の震災で被災された多くの方々に
心よりお見舞い申し上げます。
新聞に毎日掲載される、亡くなられた方々の年齢を拝見し、
自分と同じ年の方を見つけるたびに、「自分が今、
こうして生きているのは、津波が来なかっただけのことだ」と
強く思います。
また幼くして津波被害にあった犠牲者には、特に心が痛みます。
大規模な自然災害の前にはいかに人間が無力かを
改めて思い知らされました。
募金を含め、自分にできる支援をしなければいけないと
思っています。
深く哀悼の意を表します。
また、今回の震災で被災された多くの方々に
心よりお見舞い申し上げます。
新聞に毎日掲載される、亡くなられた方々の年齢を拝見し、
自分と同じ年の方を見つけるたびに、「自分が今、
こうして生きているのは、津波が来なかっただけのことだ」と
強く思います。
また幼くして津波被害にあった犠牲者には、特に心が痛みます。
大規模な自然災害の前にはいかに人間が無力かを
改めて思い知らされました。
募金を含め、自分にできる支援をしなければいけないと
思っています。
2010年10月16日
山岳遭難者にヘリ費用請求

(2020(平成22)年10月14日付け日本経済新聞朝刊より)
10月になってしまいました。それも今日は16日!

なかなかブログ更新ができない山出拾雄です。
皆さん、こんにちは。
捜索のヘリ費用を遭難者に請求する条例案が、
埼玉県の県議会に提出されたというニュースが
新聞に載っていました。
これまで民間のヘリは有償、自治体のヘリは無償
(と山出は理解していました)だったのですが、
これからはだんだんこのような流れになって
いくんでしょうね。
これからの救助要請では、
「ヘリの出動と捜索には費用が発生しますが、
費用負担はご了解頂けますか?
山岳保険には入っておられますか?」
というような事前確認が入るんでしょう。
皆さん、山岳保険に加入しましょう。
入っておくと安心ですよ。
では。


タグ :遭難
2010年08月25日
山岳保険、入ってますか?
みなさん、こんにちは。
山出弘雄です。
この前、奥穂に登ったときのことですが、
上高地に備え付けの登山届けには、記載項目の一つに
山岳保険加入・未加入という項目がありました。
登山届けや入山届けは色々な山の登山口で今までに
何回も見かけましたが、山岳保険への加入を
記載する内容のものは初めて見ました。
山岳保険のHPを見ると、今はヘリコプターでの捜索が主で、
100万円単位の捜索費用が発生するために、遭難者から捜索依頼が
あってもヘリの費用を誰が負担するのかを先ず確認するらしいです。
(以前読んだ本では、県警のヘリだと無料、民間のヘリだと有料と
読んだことがありますが、今はどうなっているのかわかりません。)
奥穂から無事帰ってこられた今、山岳保険への加入を真剣に考えています。
実際に山岳保険を使うことになった方からのアドバイス等、書き込んで
頂けると、大変嬉しく思います。
もちろん、普通のコメントもどうぞ。
では。

山出弘雄です。
この前、奥穂に登ったときのことですが、
上高地に備え付けの登山届けには、記載項目の一つに
山岳保険加入・未加入という項目がありました。
登山届けや入山届けは色々な山の登山口で今までに
何回も見かけましたが、山岳保険への加入を
記載する内容のものは初めて見ました。
山岳保険のHPを見ると、今はヘリコプターでの捜索が主で、
100万円単位の捜索費用が発生するために、遭難者から捜索依頼が
あってもヘリの費用を誰が負担するのかを先ず確認するらしいです。
(以前読んだ本では、県警のヘリだと無料、民間のヘリだと有料と
読んだことがありますが、今はどうなっているのかわかりません。)
奥穂から無事帰ってこられた今、山岳保険への加入を真剣に考えています。
実際に山岳保険を使うことになった方からのアドバイス等、書き込んで
頂けると、大変嬉しく思います。
もちろん、普通のコメントもどうぞ。
では。


タグ :遭難
2010年06月12日
山の遭難 最悪更新
久々のブログ更新です。
大変ご無沙汰しております。
皆さんこんにちは、山出拾雄です。
丹沢クリーンハイク2010は前日の天気予報が雨
だったため、
一般参加は中止となってしまいました。残念でした。
2010年6月9日付、日本経済新聞朝刊に、
「山の遭難、最悪更新 2009年、死者・不明 300人突破」
という記事が載っていました。残念な記事です。
遭難の原因は、
・道迷い・・・・・43.5%
・滑落、転倒・・10%台
・病気、疲労・・ 6~7% で、
この数字からは道迷いが突出していることが分かります。
逆を言えば、道迷いが減れば遭難者数はかなり減ることになります。
漱石先生ではありませんが、山路(やまみち)を登りながら、こう考えました。
「道迷いはアナログ的、滑落はデジタル的」
状況が瞬時に一変する滑落と異なり、道迷いは、早い時点で道を戻れば
リカバリ-が可能な遭難です。また事前チェックで回避できる可能性も高い遭難です。
自宅で事前にできるチェックとしては
1.登山地図や国土地理院などの地図で自分が歩くコースを確認する。
山出が今までの山歩きで感じた確認ポイントとしては、
.分岐点がどこにあり、そこに着いたらどちらの方向(方角)へ向かうのか。
.送電線が登山道とクロスしている個所や橋など、地図上で現在地を確実に
特定できるポイントがあるか
.頂上から下山するコースで等高線の間隔が狭い個所があるか。
等高線の間隔が狭いと、急な下り坂⇒滑りやすい⇒事故が起きやすい、
というパターンが想定されます。事故は下りで起こるケースが多いです。
2.地図とオリエンテーリング用の回転リングの付いたコンパスを必ず持っていく。
(コンパスの使い方に慣れておく、本当は地図に磁北線の記入まで行っておく)
などを事前に自宅でチェックしておいて山に入れば、道迷いは
かなり減らせると思いますね。
実際に山に入ったら、
自宅でチェックしたいくつかのポイントを確認しながら歩き、
もしも登山道を外れたと思った時は、進まずに登山道を確認できる場所まで
忠実に引き返すことが基本です。
登山地図や国土地理院の地図には安全登山に役立つ情報が
沢山盛り込まれています。
歩くコースのポイント、ポイントでチェックすれば、
アナログ的な道迷い遭難はかなり減らせると思います。
せっかく山に行くのだから、地図をよく見て、読んで、安全に
歩きましょう。
では。
大変ご無沙汰しております。
皆さんこんにちは、山出拾雄です。
丹沢クリーンハイク2010は前日の天気予報が雨

一般参加は中止となってしまいました。残念でした。

2010年6月9日付、日本経済新聞朝刊に、
「山の遭難、最悪更新 2009年、死者・不明 300人突破」
という記事が載っていました。残念な記事です。
遭難の原因は、
・道迷い・・・・・43.5%
・滑落、転倒・・10%台
・病気、疲労・・ 6~7% で、
この数字からは道迷いが突出していることが分かります。
逆を言えば、道迷いが減れば遭難者数はかなり減ることになります。
漱石先生ではありませんが、山路(やまみち)を登りながら、こう考えました。
「道迷いはアナログ的、滑落はデジタル的」
状況が瞬時に一変する滑落と異なり、道迷いは、早い時点で道を戻れば
リカバリ-が可能な遭難です。また事前チェックで回避できる可能性も高い遭難です。
自宅で事前にできるチェックとしては
1.登山地図や国土地理院などの地図で自分が歩くコースを確認する。
山出が今までの山歩きで感じた確認ポイントとしては、
.分岐点がどこにあり、そこに着いたらどちらの方向(方角)へ向かうのか。
.送電線が登山道とクロスしている個所や橋など、地図上で現在地を確実に
特定できるポイントがあるか
.頂上から下山するコースで等高線の間隔が狭い個所があるか。
等高線の間隔が狭いと、急な下り坂⇒滑りやすい⇒事故が起きやすい、
というパターンが想定されます。事故は下りで起こるケースが多いです。
2.地図とオリエンテーリング用の回転リングの付いたコンパスを必ず持っていく。
(コンパスの使い方に慣れておく、本当は地図に磁北線の記入まで行っておく)
などを事前に自宅でチェックしておいて山に入れば、道迷いは
かなり減らせると思いますね。
実際に山に入ったら、
自宅でチェックしたいくつかのポイントを確認しながら歩き、
もしも登山道を外れたと思った時は、進まずに登山道を確認できる場所まで
忠実に引き返すことが基本です。
登山地図や国土地理院の地図には安全登山に役立つ情報が
沢山盛り込まれています。
歩くコースのポイント、ポイントでチェックすれば、
アナログ的な道迷い遭難はかなり減らせると思います。
せっかく山に行くのだから、地図をよく見て、読んで、安全に
歩きましょう。
では。

2009年11月03日
九州、韓国岳で行方不明の小学生、死亡を確認
冬将軍がやって来ました。
長い風邪がようやく治った山出拾雄です。
ご無沙汰しております。
10月31日に九州の韓国(カラクニ)岳で行方不明となっていた
小学5年生の男の子の死亡が確認されたというニュースを
聞きました。沢に倒れて、あるネットの記事では、顔面を骨折していたそうです。
親と離れてしまい、大けがをして寒い山中で、一人過ごさなければ
ならなかった彼の心細さを思うと、可哀そうでなりません。
いたましい事故です。ご冥福をお祈りします。
元気のよい小学生が家族登山で親の先をスイスイと
歩いて、その後を親がフウフウ言いながらついて行く。
低山ハイクではよく見かける光景です。
目の前の元気一杯の息子が突然帰らぬ人になってしまった
親御さんのお気持ちも、察して余りあるものがあります。
パーティー(グループ山行)で、はぐれてしまった原因を雑誌で読んだことが
ありますが、ガスが立ち込めて視界が悪い状況で、登山靴のヒモを
締め直している間に、先行者とはぐれてしまったという例がありました。
山出の山行は単独行がほとんどなので、はぐれること自体ないのですが、
パーティー山行では、少なくとも前後のメンバーが視界の範囲内にいて、
はぐれた場合は、ホイッスルを鳴らすなどの連絡方法を事前に
打ち合わせておく必要があると感じました。
長い風邪がようやく治った山出拾雄です。
ご無沙汰しております。
10月31日に九州の韓国(カラクニ)岳で行方不明となっていた
小学5年生の男の子の死亡が確認されたというニュースを
聞きました。沢に倒れて、あるネットの記事では、顔面を骨折していたそうです。
親と離れてしまい、大けがをして寒い山中で、一人過ごさなければ
ならなかった彼の心細さを思うと、可哀そうでなりません。
いたましい事故です。ご冥福をお祈りします。
元気のよい小学生が家族登山で親の先をスイスイと
歩いて、その後を親がフウフウ言いながらついて行く。
低山ハイクではよく見かける光景です。
目の前の元気一杯の息子が突然帰らぬ人になってしまった
親御さんのお気持ちも、察して余りあるものがあります。
パーティー(グループ山行)で、はぐれてしまった原因を雑誌で読んだことが
ありますが、ガスが立ち込めて視界が悪い状況で、登山靴のヒモを
締め直している間に、先行者とはぐれてしまったという例がありました。
山出の山行は単独行がほとんどなので、はぐれること自体ないのですが、
パーティー山行では、少なくとも前後のメンバーが視界の範囲内にいて、
はぐれた場合は、ホイッスルを鳴らすなどの連絡方法を事前に
打ち合わせておく必要があると感じました。
タグ :遭難
2009年09月20日
クマ、バスターミナル襲撃
ここ1か月ほどパソコンの調子が悪く、失礼しておりました。
みなさん、こんにちは。山の神の許可もおり、シルバーウィークの
一日ぐらいは山に行こうと考えている山出です。
9/19、乗鞍岳近くのバスターミナルでクマが観光客や
職員に襲いかかるという事件が新聞に載っていました。
こわい話です。
本や雑誌を見ると登山道でクマに会ったらクマの目を見ながら、
刺激せず、ゆっくり後ろにさがること、と書いてあります。
「山と渓谷」の2009年09月号には、クマと格闘して巴投げで投げ飛ばした
という笑い話のような(ご本人にすれば必死だったでしょうが)記事も
載っていますが、もしもクマが襲いかかってきたら、実際どうすれば
いいのでしょうか。
クマよけ鈴はいつも持って行きますが、遭遇して運悪くクマが向かってきた
時にはクマスプレーしかないのかなあ、と思いました。
みなさん、こんにちは。山の神の許可もおり、シルバーウィークの
一日ぐらいは山に行こうと考えている山出です。
9/19、乗鞍岳近くのバスターミナルでクマが観光客や
職員に襲いかかるという事件が新聞に載っていました。
こわい話です。
本や雑誌を見ると登山道でクマに会ったらクマの目を見ながら、
刺激せず、ゆっくり後ろにさがること、と書いてあります。
「山と渓谷」の2009年09月号には、クマと格闘して巴投げで投げ飛ばした
という笑い話のような(ご本人にすれば必死だったでしょうが)記事も
載っていますが、もしもクマが襲いかかってきたら、実際どうすれば
いいのでしょうか。
クマよけ鈴はいつも持って行きますが、遭遇して運悪くクマが向かってきた
時にはクマスプレーしかないのかなあ、と思いました。
2009年08月26日
山と渓谷誌への企画提案
日の暮れるのが早くなり、夜はぐっと涼しくなってきました。
皆さん、こんにちは。
先日、八ヶ岳に行った時に気がついたことですが、
登山口で登山届け(登山計画書)を書かずに山に入っていく
登山者が結構多いのを見かけ、「山をなめてるなぁー」と
思いました。
登山届けは、住所、氏名、緊急連絡先、メンバー、コース、
携行品(テント、ツェルトを含む)、携行する食料、無線機等の有無
などなどを記入する用紙です。
これを登山口で書き、近くのポストに入れておけば、万が一、
山中で遭難した時のスピーディな救助が可能になります。
登山者の命綱にも等しい登山届けなのに、軽視するのは
残念なことです。
そこで山出は考えました。 続きを読む
皆さん、こんにちは。
先日、八ヶ岳に行った時に気がついたことですが、
登山口で登山届け(登山計画書)を書かずに山に入っていく
登山者が結構多いのを見かけ、「山をなめてるなぁー」と
思いました。
登山届けは、住所、氏名、緊急連絡先、メンバー、コース、
携行品(テント、ツェルトを含む)、携行する食料、無線機等の有無
などなどを記入する用紙です。
これを登山口で書き、近くのポストに入れておけば、万が一、
山中で遭難した時のスピーディな救助が可能になります。
登山者の命綱にも等しい登山届けなのに、軽視するのは
残念なことです。
そこで山出は考えました。 続きを読む
2008年08月21日
白馬岳 土砂崩落 2人不明(死亡)
昼間はまだ蝉が鳴いていますが
夜になるとコオロギが鳴き出しました。
みなさん こんにちは。
長野県の白馬(シロウマ)岳(2932m)の
大雪渓上部で8月19日の午前11時ごろ
大きな土砂崩落があり、2人が不明という
新聞記事がありました。
(その後の記事で、お二人の死亡が確認されました。)
(亡くなられたお二人には謹んでお悔やみ申し上げます。)
「長野地方気象台はこの日早朝から、県北部に
大雨雷洪水注意報を出していた(読売新聞online)」
そうです。
読売新聞onlineはこちら
↓
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080819-OYT8T00789.htm
読売新聞によれば
「幅30m、長さ70m、厚さ2mにわたって
土砂が崩れた」そうです。
幅30m、厚さ(高さ)2mですよ。
どうやって逃げろというのでしょう?
自分が登山中にそれだけの量の土砂が
自分を襲ってきたら、逃げようがないと思いました。
正直、恐ろしいです。
吹雪や風の強いときには木や岩があれば、その蔭で
風がおさまるまで待つという手もありますが、
土砂崩れでは、木であっても、なぎ倒される場合も
あるわけで、そんな時は本当にふせぎようがありません。
出発前夜または出発前の天気予報を聞き、
警報はもちろん、注意報レベルであっても、
出ていれば登山は取りやめるしかないのかなぁと
思いました。
それから、せめてもの備えとして、
やはり山岳保険には入っておかないといけないとも
感じました。
実は、小生、山岳保険にはまだ入っておりません。
山で遭難し、ヘリで捜索すると100万円単位で
捜索費用が発生する場合があるそうです。
捜索期間が長引けば長引くほど、当然その費用は
増加します。残された人たちで捜索できるものでもなく、
当然、警察や地元の方々にお願いせざるを得ないわけです。
サイトで調べたら、保険請求には、事前に登山計画書を
残しておくことが必要とありました。
登山計画書がないと自殺と見なされるそうです。
初めて知りました。
確かに、死地を求めて山に入る人が登山計画書を
残すはずもありませんが、遺族にとっては
やり切れませんね。
やはり登山には登山計画書が必要なのです。
夜になるとコオロギが鳴き出しました。
みなさん こんにちは。
長野県の白馬(シロウマ)岳(2932m)の
大雪渓上部で8月19日の午前11時ごろ
大きな土砂崩落があり、2人が不明という
新聞記事がありました。
(その後の記事で、お二人の死亡が確認されました。)
(亡くなられたお二人には謹んでお悔やみ申し上げます。)
「長野地方気象台はこの日早朝から、県北部に
大雨雷洪水注意報を出していた(読売新聞online)」
そうです。
読売新聞onlineはこちら
↓
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20080819-OYT8T00789.htm
読売新聞によれば
「幅30m、長さ70m、厚さ2mにわたって
土砂が崩れた」そうです。
幅30m、厚さ(高さ)2mですよ。
どうやって逃げろというのでしょう?
自分が登山中にそれだけの量の土砂が
自分を襲ってきたら、逃げようがないと思いました。
正直、恐ろしいです。
吹雪や風の強いときには木や岩があれば、その蔭で
風がおさまるまで待つという手もありますが、
土砂崩れでは、木であっても、なぎ倒される場合も
あるわけで、そんな時は本当にふせぎようがありません。
出発前夜または出発前の天気予報を聞き、
警報はもちろん、注意報レベルであっても、
出ていれば登山は取りやめるしかないのかなぁと
思いました。
それから、せめてもの備えとして、
やはり山岳保険には入っておかないといけないとも
感じました。
実は、小生、山岳保険にはまだ入っておりません。
山で遭難し、ヘリで捜索すると100万円単位で
捜索費用が発生する場合があるそうです。
捜索期間が長引けば長引くほど、当然その費用は
増加します。残された人たちで捜索できるものでもなく、
当然、警察や地元の方々にお願いせざるを得ないわけです。
サイトで調べたら、保険請求には、事前に登山計画書を
残しておくことが必要とありました。
登山計画書がないと自殺と見なされるそうです。
初めて知りました。
確かに、死地を求めて山に入る人が登山計画書を
残すはずもありませんが、遺族にとっては
やり切れませんね。
やはり登山には登山計画書が必要なのです。
2008年08月11日
空と山のあいだ
みなさん、こんにちは。
田澤拓也著「空と山のあいだ 岩木山」遭難・大館鳳鳴高生の五日間」(TBSブリタニカ)を
読了しました。

本書は昭和39年1月に発生した青森、大館鳳鳴(オオダテホウメイ)高生の遭難を扱った
ルポルタージュです。古本屋で買ってから、読もう読もうと思いつつ、なかなか読めなかった
本の一冊です。
秋田県大館市の同高校の山岳部員が、冬の岩木山に6名で入山し、
頂上を狙った5名の内、4名が死亡するという痛ましい山岳遭難の記録です。
この種の本を読む時には、
犠牲者の死を無駄にしてはいけない、
彼らの遭難から得られる教訓は何なのか、
ということを忘れずに読むようにしています。
同高校山岳部員が登山計画書を高校に提出するのですが、
目的を冬山登山と書いては、学校からの許可が下りないため、
雪上訓練・スキー訓練として許可取得後、冬山に入山。
パーティーの中には本格的な冬山の登山経験者は一人も
おりませんでした。
頂上に到達したことは、頂上にあるノートから判明したものの、
その先の足取りが全くつかめず、捜索は難航。
結局4人が凍死する結果で終わっています。
読了して色々と考えさせられましたが、最初に思ったのが、
登山計画書の重要性です。
山中で遭難し帰宅できなくなった時、捜索隊がいかに早く
遭難者を見つけられるかは、登山計画書にかかっています。
山によっては、登山口にポストがあってそこに投函するように
なっているところもあります。
登山計画書は最後の命綱です。
みなさん、山に入る際は、登山計画書を必ず家族か職場に1部残し、
現地で1部提出しましょう。
次に思ったのは慣れから来る気の緩みです。
彼らは新入生歓迎登山ほか、何回も岩木山を歩き、
ホームとして慣れ親しんでいたそうです。
しかしそれは冬以外の季節の話であり、冬の岩木山は
初めてだったそうです。
本書は、冬山、雪山に入るには、状況に対応できるだけのスキルが
必要であるということを物語っています。
・吹雪の時にはどうすべきか、
・冬山でのルートファインディングはどうすればよいのか、
・暖を取るために、冬山で焚き火をするにはどうすればよいのか、等の
スキルを身につけていなければ冬山に入ってはいけないのです。
小生、冬山はやりませんが、状況に応じた判断が必要という点は
今後の自分の山行に取り入れたいと思いました。
尚、本書は角川文庫版をアマゾンで購入することができます。
よろしければ、ご一読下さい。
田澤拓也著「空と山のあいだ 岩木山」遭難・大館鳳鳴高生の五日間」(TBSブリタニカ)を
読了しました。

本書は昭和39年1月に発生した青森、大館鳳鳴(オオダテホウメイ)高生の遭難を扱った
ルポルタージュです。古本屋で買ってから、読もう読もうと思いつつ、なかなか読めなかった
本の一冊です。
秋田県大館市の同高校の山岳部員が、冬の岩木山に6名で入山し、
頂上を狙った5名の内、4名が死亡するという痛ましい山岳遭難の記録です。
この種の本を読む時には、
犠牲者の死を無駄にしてはいけない、
彼らの遭難から得られる教訓は何なのか、
ということを忘れずに読むようにしています。
同高校山岳部員が登山計画書を高校に提出するのですが、
目的を冬山登山と書いては、学校からの許可が下りないため、
雪上訓練・スキー訓練として許可取得後、冬山に入山。
パーティーの中には本格的な冬山の登山経験者は一人も
おりませんでした。
頂上に到達したことは、頂上にあるノートから判明したものの、
その先の足取りが全くつかめず、捜索は難航。
結局4人が凍死する結果で終わっています。
読了して色々と考えさせられましたが、最初に思ったのが、
登山計画書の重要性です。
山中で遭難し帰宅できなくなった時、捜索隊がいかに早く
遭難者を見つけられるかは、登山計画書にかかっています。
山によっては、登山口にポストがあってそこに投函するように
なっているところもあります。
登山計画書は最後の命綱です。
みなさん、山に入る際は、登山計画書を必ず家族か職場に1部残し、
現地で1部提出しましょう。
次に思ったのは慣れから来る気の緩みです。
彼らは新入生歓迎登山ほか、何回も岩木山を歩き、
ホームとして慣れ親しんでいたそうです。
しかしそれは冬以外の季節の話であり、冬の岩木山は
初めてだったそうです。
本書は、冬山、雪山に入るには、状況に対応できるだけのスキルが
必要であるということを物語っています。
・吹雪の時にはどうすべきか、
・冬山でのルートファインディングはどうすればよいのか、
・暖を取るために、冬山で焚き火をするにはどうすればよいのか、等の
スキルを身につけていなければ冬山に入ってはいけないのです。
小生、冬山はやりませんが、状況に応じた判断が必要という点は
今後の自分の山行に取り入れたいと思いました。
尚、本書は角川文庫版をアマゾンで購入することができます。
よろしければ、ご一読下さい。
2008年01月15日
吾妻連峰からの生還について考える
みなさん、こんばんは。
連休中のニュースで年末年始の休みに
山形・福島両県境の吾妻連峰で9日間山中を
さまよい救出された登山者の記事がありました。
リフト係員から[これから吹雪になる」という警告は
あったけれど入山した結果の遭難でした。
この記事は小生にとって多くの教訓を示唆しています。
先ず思いついたのが、山の誘惑の強さです。
この登山者は登山歴25年で今回のルートも
同じ時期に過去に5回縦走しています。
決して初心者ではなく、冬山に対する準備・装備も
されています。このようなベテランでも登山口に立つと、
引き返すことが心理的にいかに難しいか、山の誘惑に
打ち勝つことが容易ではないことが分かります。
第2に、登山者も述べていますが、心のスキです。
いみじくも記者会見で「長く登山をやってきて生意気になっていた」と
述べています。リフトの係員から警告を受けた時も、おそらく
「吹雪いても大したことはないだろう」と考えたのでしょう。
登山者であれば多くの人がそのように考えると思います。
しかし自然はどのように変化するかわかりません。
登山自体が、夏山であっても、リスクある行動であることを
忘れるべきではないでしょう。
第3に冬山または自然の怖さです。
小生、冬山を歩くスキルがないので冬山に入ったこともなく、
素人判断の域を出ませんが、過去に何回も縦走した経験が
全く生かせない状況を、今年の冬山が作り出したのでしょう。
記者会見でこの登山者は
「これまでの状況と全く違う。吹雪でテントがつぶされそうに
なった」と答えています。
山の事故ではなく川の事故ですが、自然の猛威を見せつけられたのが、
何年か前に神奈川県の玄倉川でキャンパーが流された事故です。
川の中州でキャンプしていたグループが濁流に流された事故ですが、
豹変する自然の前では人間がいかに無力かを思い知らされた記憶が
あります。
海であれ、山であれ、川であれ、自然の中で遊ぶ時は、
「遊ばせてもらっている」という気持ちで自然に接するほうが
良いと思います。
第4にリフト係員の天候の読みの正確さです。
これまでの経験から空模様を見てアドバイスをしたのか、
または天気予報をそのまま伝えたは分かりません。
仮に、そのまま伝えたにしても、それは
登山者が知らない情報であり、地元の人が言うことには
間違いがないと考えるべきでしょう。
記者会見に同席した医師は、生還について
1.体力があること。
2.時間を決めて動き、休んだこと。
3.長年の知識があること。
4.水分など補うべきものを最低限補っていたこと
と分析しています。(1/13付,読売新聞より)
登山者は心に留めておきたい言葉だと思いました。
連休中のニュースで年末年始の休みに
山形・福島両県境の吾妻連峰で9日間山中を
さまよい救出された登山者の記事がありました。
リフト係員から[これから吹雪になる」という警告は
あったけれど入山した結果の遭難でした。
この記事は小生にとって多くの教訓を示唆しています。
先ず思いついたのが、山の誘惑の強さです。
この登山者は登山歴25年で今回のルートも
同じ時期に過去に5回縦走しています。
決して初心者ではなく、冬山に対する準備・装備も
されています。このようなベテランでも登山口に立つと、
引き返すことが心理的にいかに難しいか、山の誘惑に
打ち勝つことが容易ではないことが分かります。
第2に、登山者も述べていますが、心のスキです。
いみじくも記者会見で「長く登山をやってきて生意気になっていた」と
述べています。リフトの係員から警告を受けた時も、おそらく
「吹雪いても大したことはないだろう」と考えたのでしょう。
登山者であれば多くの人がそのように考えると思います。
しかし自然はどのように変化するかわかりません。
登山自体が、夏山であっても、リスクある行動であることを
忘れるべきではないでしょう。
第3に冬山または自然の怖さです。
小生、冬山を歩くスキルがないので冬山に入ったこともなく、
素人判断の域を出ませんが、過去に何回も縦走した経験が
全く生かせない状況を、今年の冬山が作り出したのでしょう。
記者会見でこの登山者は
「これまでの状況と全く違う。吹雪でテントがつぶされそうに
なった」と答えています。
山の事故ではなく川の事故ですが、自然の猛威を見せつけられたのが、
何年か前に神奈川県の玄倉川でキャンパーが流された事故です。
川の中州でキャンプしていたグループが濁流に流された事故ですが、
豹変する自然の前では人間がいかに無力かを思い知らされた記憶が
あります。
海であれ、山であれ、川であれ、自然の中で遊ぶ時は、
「遊ばせてもらっている」という気持ちで自然に接するほうが
良いと思います。
第4にリフト係員の天候の読みの正確さです。
これまでの経験から空模様を見てアドバイスをしたのか、
または天気予報をそのまま伝えたは分かりません。
仮に、そのまま伝えたにしても、それは
登山者が知らない情報であり、地元の人が言うことには
間違いがないと考えるべきでしょう。
記者会見に同席した医師は、生還について
1.体力があること。
2.時間を決めて動き、休んだこと。
3.長年の知識があること。
4.水分など補うべきものを最低限補っていたこと
と分析しています。(1/13付,読売新聞より)
登山者は心に留めておきたい言葉だと思いました。