2014年10月15日
アウトドアで直火式エスプレッソ
アウトドアで直火式エスプレッソを楽しみました。
みなさん、こんにちは。
山出拾雄です。
今回の記事はコーヒー、それも直火式エスプレッソ関係なので、
興味のない方はスルーして下さい。
横浜・関内にCafe emo. espressoというカフェがあり、山出のエスプレッソは
このお店のエスプレッソを手本としています。このお店のエスプレッソは
しっかりとクレマ(泡)が立ち、その濃厚なビターチョコレートの味は、エスプレッソと
コーヒーは別物であることを教えてくれます。
山出の道具は直火式なので、お店のようなクレマは立ちませんが、
ここのマスターが提供するプロの味になんとか近づきたいと思っています。
(お店のブログはこちら)
直火式エスプレッソメーカー(以下、マキネッタ)以外のエスプレッソ道具は、
上の写真のESPRESSOと書いてある麻袋に入れています。
袋の中身は次の通りです。
左から、
デミタスカップ(エスプレッソシングル用)とスプーンとコースター、
スティックシュガー2本(グラニュー糖3g*2本)、
バーナーヘッド、
デミタスカップ用のエアキャップ(プチプチ)、
エアキャップで包んだデミタスカップを入れるビニール袋
です。
今回の豆はキリマンジャロのフレンチローストです。
豆を買った店でローストまでお願いしています。
深煎りにすると、豆の水分が飛ぶためでしょうか、豆を挽くときに楽にハンドルが回ります。
シングルエスプレッソに必要な分量の豆を事前にコーヒーミルに入れておきました。
コーヒーミルを極細にセットして挽きます。
下の写真ではサーバーが汚れていますが、マキネッタでは
エスプレッソの膜をサーバーの内側に何回も重ねて付け、
マキネッタをエスプレッソになじませながら育てる使い方をします。
このため、サーバーの内側は、すすぐ程度にしておきます。洗剤で洗うことはしません。
「マキネッタ」で画像検索しても、サーバー内部はピカピカの画像が圧倒的に多く、
使い込んだマキネッタ(特にサーバー内部)を見たい山出としては、いささか物足りないところです。
コーヒーミルは極細にセットして挽きます。ミルに付いたコーヒーの粉は
コーヒーブラシでミルの受け側に落とします。
マキネッタは大きく3つの部分に分かれます。
左からサーバー、バスケット、ボイラーです。
ボイラーに水をいれます。抽出時間を短くするのであれば、お湯をいれるほうがよいのですが、
山出は水でやっています。水の量は通常であれば安全弁の下まで入れることになっていますが、
プロが抽出するのシングルエスプレッソの量から考えると、直火式の場合であれば
水の量は安全弁の半分ぐらいまでかな、と思います。
また、安全弁の下まで入れるとエスプレッソ特有の濃厚さが弱くなってしまうように感じられます。
バスケットをセットします。
ミルで引いた粉を少しずつ入れ、スプーンの腹で平らにします。
再び粉を入れ...
平らにします。
直火式の場合は抽出の圧が弱いので、タンパー等でギチ詰めすることはせず、
スプーンの腹で優しく平らにする程度にしておきます。
サーバーの内部を軽くすすぎます。
サーバーをボイラーにセットし、しっかりと固定します。
ストーブにかけます。海外のサイトなどではマキネッタを
文字通り、" stovetop espresso maker"とも呼んでいるようです。
1cup用のマキネッタはボイラーの底の面積が小さいので、
炎がピンポイントで当たるガスストーブを使っています。
山出のガスストーブはイワタニプリムスのP-114です。
あらかじめスティックシュガー1本分の砂糖(グラニュー糖3g)を入れておきます。
エスプレッソ抽出中です。クレマのような泡がでていますが、
デミタスカップに注ぐと泡は消えてしまいます。
ボイラー内部の水(湯)が少なくなると”ゴボゴボ”という音が聞こえてきます。
この”ゴボゴボ”サウンドが聞こえてきたら火を消し、ストーブから下ろします。
サーバー内の突き出しからエスプレッソが出てこなくなったら、デミタスカップに注ぎます。
抽出終了です。エスプレッソは、ブラックで飲む方もおられるようですが、砂糖を入れて完成です。
1本目のスティックシュガーは完全に溶けるよう、スプーンでよくかき混ぜます。
これでビターチョコレートの味になるので、少し口に含み、ビターチョコの味を楽しみます。
(スティックシュガー1本はグラニュー糖3gのことが多いようです。)
2本目のスティックシュガーを投入します。2本目はデミタスカップの
センターに入れ、かき回さず自然に溶けるだけにします。
1本目と2本目のスティックシュガーの甘さの違いを楽しみます。
最後はトロトロの砂糖を口の中に流し込みます。
口に流し込んだ後もカップの底には砂糖が残るので、スプーンですくい、
ペロリとなめておしまいです。疲れた体には調度よい糖分補給になります。
マキネッタはバンダナの上に置き、冷めるまで待ちます。
1カップ用のマキネッタは冷めてくるとこれからの時期、
ハンドウォーマーとしても使えます。
サーバーにエスプレッソが残っていないことを確認し収納します。
コーヒーミルはバンダナで巻き、ハンドルとロングスプーンも一緒にしておきます。
巻き終わりました。
【おまけ1.】 点火装置が付いていても、ライターを別途持参されることをお勧めします。
【おまけ2.】 時期、場所によっては携帯型の蚊取り線香があると便利です。
直火式エスプレッソ、おいしいですよ。
お薦めします。 では。


2014年10月05日
御嶽山噴火
御嶽山の噴火は火山災害の恐ろしさを改めて知らしめました。
今回の災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
また捜索活動に従事されている方々に本当に感謝致します。
山出拾雄です。
今回の災害で山出が特に恐ろしいと思ったのは噴石です。
上の写真は2014年(平成26年)10月1日付け、読売新聞朝刊1面ですが、
火山灰の他に、このように無数の石が上空から降ってくる状況では
逃げようがありません。
生存された方々のお話を聞くと、
・岩陰や小屋の陰に回り、頭部を保護すること
・呼吸ができる空間を確保すること
が、重要であることが分かります。
また、今回の噴石のスピードは時速200~300kmとネットに載っていました。
まさに新幹線並みのスピードです。
これまで山関係の雑誌で「山の危機管理」といった内容の記事が何回も掲載されましtが、山出が
知る限りですが、噴石が発生したときの対応について、今まで雑誌に取り上げられたことはないように
思われます。これからは噴石への対応が必要になると感じました。
このような写真を見ると胸が痛みます。
↓
http://i.imgur.com/XAQpTGX.jpg
どれほど恐ろしかったことでしょうか。
行方不明の方々が一日も早くご家族の元に戻られることを節に願います。
改めてこの噴火で犠牲になってしまった方々のご冥福をお祈り申し上げます。